政府は15日の閣議で、新型コロナワクチンの導入案を巡り議論した。
第1次分のワクチンは、全世界へのワクチン供給の枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて1000万人分、海外企業との交渉によって2000万人分をそれぞれ確保する計画だ。
政府はCOVAXファシリティーへ参加するため、この枠組みを運営する官民合同の国際団体「Gavi(ガビ)ワクチンアライアンス」に先月末に加入意向確認書を提出した。法的拘束力を持つ確定書を今月18日までに提出することにしている。ワクチン購入に必要な前払い金の納入は来月9日までに済ませる予定だ。
COVAXファシリティーへの参加に加え、海外企業との交渉を通じて2000万人分のワクチン事前購入を行う。購入するワクチンは安全性・有効性の検討結果、価格、供給時期などを踏まえ、専門家の意見も聞いて決定する計画だ。
3000万人分のワクチンを確保した後は、需給動向や国内でのワクチン開発状況などを見極めた上で、追加の購入を段階的に推進する。全国民が接種できる分量のワクチン確保が目標だ。
政府は海外製ワクチンの購入とは別に、国内企業のワクチン開発支援にも取り組んでいる。SKバイオサイエンスなど国内のワクチン開発企業3社に対する臨床試験の費用支援計画を先月発表したのに続き、治験参加者の募集など臨床試験プロセスでの困難を解消するための支援機関設立にも着手した。
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