徐旭氏(大統領府提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
徐旭氏(大統領府提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官候補は14日、北朝鮮が朝鮮労働党創建75周年の記念日(10月10日)に合わせて潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射する可能性について、「発射の兆候は確認されていない」として、「準備期間を考慮すると可能性が低いと判断する」との認識を示した。国会国防委員会に提出した質疑答弁書で明らかにした。 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が北朝鮮の東部・新浦の造船所でSLBMの発射準備を進めている可能性があると分析したことに関しては、「台風被害の復旧に関連する活動の可能性が高いと推定している」と説明した。 北朝鮮は韓国の「主敵」かどうかについては、「われわれを威嚇し、挑発するなら北の政権と軍は当然われわれの敵」とした上で、「北は軍事的な脅威になると同時に、平和と統一のための交流と協力の対象」との見解を示した。 2020年版国防白書に北朝鮮を主敵と表記するよう求める意見には「主敵ではない別の敵を想定しているとの誤解を招く憂慮があり、1995~2000年の国防白書で使って以降、使用していない」と説明した。 20年版国防白書に北朝鮮を敵として表記するかどうかに関しては、「現在、草案を作成中で、十分な検討を経て作成する予定」とするにとどめた。 韓国国防部は隔年で国防白書を発行している。18年版では「北は敵」との表現を削除した。当時、融和ムードを演出した南北関係を踏まえた措置との分析が出ていた。 徐氏の国会人事聴聞会は16日に開かれる。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40