韓国統一部、南北連絡事務所2周年に「残念だ…連絡チャンネル復元を希望」(画像提供:wowkorea)
韓国統一部、南北連絡事務所2周年に「残念だ…連絡チャンネル復元を希望」(画像提供:wowkorea)
韓国の統一部(部は省に相当)が14日、北朝鮮ケソン(開城)の南北共同連絡事務所の開所2周年を迎え、「一日も早く連絡事務所が再稼働され、南北間の連絡チャンネルが復元されることを希望する」との立場を明らかにした。

統一部のヨ・サンギ報道官はこの日、政府ソウル庁舎で開かれた定例会見で「現在、連絡事務所の経営が中断され、南北間の基本的な連絡体系も整えることができない状況が続いていることに対し非常に残念だと思う」と述べた。

2018年9月14日、「板門店宣言」に基づき南北間の常時疎通のために設置された開城南北連絡事務所は、南北人員が一つの空間に常駐する初めての連絡チャンネルだった。しかし昨年2月のハノイ米朝会談が決裂したことで北朝鮮側が不参加を続けており、南北間の梗塞状態が続いた。

また、北朝鮮はビラ散布を問題とし、今年6月9日に一方的に南北間のすべての通信連絡線を遮断した。これに続き同月16日には連絡事務所を爆破させた。この日、連絡事務所の開所2周年を迎えたが、連絡事務所が物理的に存在しないため記念すらできない状況となった。

ヨ報道官は、連絡事務所に所属する韓国側の組織と人力の今後の運営方向を問う趣旨の質問には、「現在組織は維持されている」とし、「今後どのようになるかは議論が必要な事項」と付け加えた。


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