文在寅政権発足後、大統領が長官・次官に対して青瓦台(大統領府)以外で任命状を授与したのは今回が初めて。次官級に大統領自らが任命状を手渡すのも異例だ。
新型コロナウイルスの感染拡大で緊迫した状況において総指揮官にあたる新任庁長が青瓦台まで移動する手間を省くとともに、新たに発足する疾病管理庁の職員らの士気高揚を図ったものとみられる。
12日の任命日前に任命状を授与したのも文在寅政権では初めてで、鄭氏に対する信頼と期待の表れと受け止められる。
文大統領は「世界の模範と認められたK防疫の英雄である鄭本部長が初代庁長に任命されたことをお祝いする」と述べ、庁への昇格は国民の大きな期待があったために可能だったとして、自負心と責任感を持つよう求めた。
これに対し、鄭氏は「疾病管理庁の発足は、新型感染症に対して体系的かつ先制的に対応せよという国民の意志だ」とした上で、「新型コロナウイルス克服と感染症のコントロールタワーとして役割を忠実に果たす」と述べた。
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