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韓国 きょうのニュース(9月9日)
◇コロナ新規感染者156人 100人台続くも前日比20人増 韓国の中央防疫対策本部は9日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から156人増え、計2万1588人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は先月下旬に400人台まで急増したが、徐々に減り、今月3日からは7日連続で100人台を維持している。一方、死者は前日から3人増え、計344人となった。新規感染者数は減少傾向にあるが、ここ数日をみると、7日の119人から8日は136人、この日も20人増の156人と、再び100人台半ばになった。◇首都圏のコロナ防疫強化措置 「感染減少続けば再延長ない」 政府は9日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて首都圏で防疫措置「社会的距離の確保」のレベルを最高の第3段階に近い「2.5段階」に強化していることに関し、新規感染者の減少傾向が続けば2.5段階措置のさらなる延長はないとの見通しを示した。政府は今月6日だった同措置の期限を13日までに1週間延長しており、再延長するかどうかを今週のうちに決定する方針だ。政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)戦略企画班長はこの日の記者会見で、新規感染者は減少を続けており、1日あたり100人台で安定していると評価。その上で「13日まで、あと5日間だけ集中して距離確保に努力してくれれば、安定して新型コロナ感染をコントロールできるようになり、さらなる延長は必要ないだろう」と述べた。◇失業率3.1% 8月では2年ぶり高水準 統計庁が発表した雇用動向によると、8月の失業率は3.1%で前年同月比0.1ポイント悪化した。8月としては2018年以来の高水準となった。8月の失業者数は前年同月比6000人増の86万4000人だった。一方、8月の就業者数は2708万5000人で、前年同月に比べ27万4000人減少した。同庁は8月の雇用動向について、「新型コロナウイルスの長期化と長梅雨が影響を与えた」と分析した。◇コロナ防疫による損失補償手続きを簡素化 一律金額を給付へ 保健福祉部の中央事故収拾本部は、9日から新型コロナウイルスの感染拡大防止のために閉鎖・休業したり、消毒作業で被害を受けたりした店舗などに対する損失補償金の給付手続きを簡素化すると発表した。現在、政府は国税庁の税金申告資料など、売り上げを証明できる資料に基づいて2019年度(1~12月)の営業利益や固定費を基準にした補償金額を算定し、給付している。政府は資料提出の負担を軽減するため、地方自治体が店舗の閉鎖・業務停止・消毒が行われたことを確認すれば算定手続きを省略し、一律10万ウォン(約8900円)の補償金を給付することを決めた。