文在寅 韓国大統領は、疾病管理本部を疾病管理庁に昇格させた(画像提供:wowkorea)
文在寅 韓国大統領は、疾病管理本部を疾病管理庁に昇格させた(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は本日(8日)、「疾病管理本部の疾病管理庁への昇格は、我々の感染症対応体系において画期的な進展だ」とし「新型コロナウイルス感染症以降、これから更なる感染症が迫ってきても、先制的に対応しながら克服していく力量を備えることを期待する」と語った。

文大統領はこの日の午前、青瓦台(韓国大統領府)で国務会議を主宰し「今日、疾病管理本部を疾病管理庁に昇格させ、保健福祉部(厚生労働省の厚生部分に相当)に保健分野の次官を新設して、複数次官制を導入する職制改編案を議決する」と語った。

文大統領は「全ての国民の支持と声援を受けている疾病管理本部は、国立保健院が拡大改編されながら作られ、MARS(中東呼吸器症候群)事態以降は次官級として格上げされながら力量を一層培ってきた」と説明した。

つづけて「疾病管理本部は今回の新型コロナへの対応過程において、世界の模範となった“K防疫”を率いてきた中心的な役割を素晴らしく遂行した」とし「その信頼を土台として、ついに今日 独立した行政機関である疾病管理庁として昇格したことで、その独立性が大幅に強化された感染症総括機構として生まれ変わった」と語った。

文大統領は「疾病管理庁はこれから実質的な権限をもち、感染症検査から調査分析、危機対応と予防まで、有機的できめ細かい対応網を構築できるようになった」とし「また 疾病管理庁所属の国立保健研究院のもとに、国立感染症研究所を新設することで、感染症ウイルスと臨床研究、ワクチン開発支援などを通じて、感染症に対する研究開発体系を構築することになった」と説明した。

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