9日からASEAN関連会議に参席する康京和 韓国外相(画像提供:wowkorea)
9日からASEAN関連会議に参席する康京和 韓国外相(画像提供:wowkorea)
韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相は、明日(9日)から次々と開かれるASEAN関連外相TV会議に参席する。カン外相は、新型コロナウイルス感染症への防疫協力と経済回復、地域情勢などについて議論する予定である。

特に米国、中国などが参加する東アジアサミット(EAS)とASEAN地域安保フォーラム(ARF)は、米中摩擦の新たな戦場となり得ると憂慮されている。最近 南シナ海で両国間の緊張が高まっている中、米中による「味方獲得」の試みも露骨化するとみられる。

米国務省は去る2日(現地時間)、今回のASEAN関連会議でマイク・ポンペオ米国務長官が「インド太平洋地域での米国の優先順位について取り上げ、主権と多元主義に立脚した自由で開放的なこの地域を支援するための、米国の努力の詳細内容を共有するだろう」として、対中圧力の意図を明らかにした。また ポンペオ長官は同日の会見で、南シナ海と香港問題をASEAN会議で扱うと伝えている。

香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などによると、中国外務省の羅照輝 副部長は2日、あるセミナーで「米国が南シナ海で挑発を続けながら、この地域の国々に米国と中国のうち、一つを選べと強要している」とし「これは米国の利益とグローバルな野心がうまくいくだけで、地域の国々がその代価を支払わなければならない」と語った。この発言は「米国側につくな」という警告を送ったことを意味している。

韓国政府は南シナ海問題について、原論的な立場を維持するという方針である。韓国外交部(外務省に相当)の関係者は「我々は既存の立場通り、南シナ海での航行の自由と平和を強調する発言を準備している」と語った。

また韓国外交部は「南シナ海での平和と安定、航行および上空飛行の自由は保障されなければならず、この水域で緊張が高まったり状況が悪化しないことを希望し、対話を通じた紛争の平和的解決を期待する」という立場を明らかにした。

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