人事聴聞会の開始を待つ朴智元氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
人事聴聞会の開始を待つ朴智元氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院(国情院)の院長候補に指名された朴智元(パク・チウォン)前国会議員は27日、国会の人事聴聞会で、北朝鮮との関係と関連し、「(関係改善には)南北交流や協力が必要だが、政府としては現実的に国連安全保障理事会や米政府の制裁問題などをどのように解決するかという難題もある」とし、「南北関係の改善を通じて朝米(米朝)関係も改善されるべきだが、北がたびたびわれわれを非難するのはやや残念」との認識を示した。 また「政府も(北朝鮮への)個人観光や開城工業団地、金剛山観光再開などのいろいろな問題を検討し、対話を目指しており、特に新型コロナウイルス感染症問題で保健協力を提案したが、まだ応答がないのは残念」と述べた。 その上で、「もし私が国家情報院長に就任すれば、一方的に米国に振り回されてはならず、われわれが米国を無視してもならないため、うまく調整する」とし、「国連安保理や米国の制裁に該当しない南北交流や協力は活発にしていった方が良い」と表明した。 国情院の職務範囲などを定めた「国家情報院法」には、北朝鮮との関係改善が含まれていないという指摘については、「法令にはないが本来の任務」と答弁した。
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