救急車の進路塞いだタクシー運転手「故意だった」…逮捕状申請=韓国(提供:news1)
救急車の進路塞いだタクシー運転手「故意だった」…逮捕状申請=韓国(提供:news1)
救急患者を搬送していた私設救急車と接触事故が起きると、「収拾しろ」と進路を塞ぎ、国民の怒りを買ったタクシー運転手に警察が逮捕状を請求した。タクシーの運転手には故意に事故を起こした容疑も適用された。

ソウル市カンドン(江東)警察署は21日、タクシー運転手のチェ(崔)某氏(31)を相手に特殊暴行(故意事故)及び業務妨害などの疑いで逮捕令状を申請したと、22日発表した。

警察関係者は「ドライブレコーダーの映像に対する道路交通公団の分析、関係者の供述、余罪の捜査を進めてきた」とし「事案が重大で逃亡の恐れがあるため、逮捕令状を申請した」と明らかにした。

また、崔氏に故意による事故の疑いが適用された点について警察は「ドライブレコーダーを分析して関連者調査をしてみたところ、故意性があると見た」とし「タクシー運転手が救急車に故意にぶつけたと思われる」と明らかにした。

崔氏は6月8日午後、ソウル市江東区にあるコドク(高徳)駅付近で私設救急車と接触事故が起きると、「事故を収拾しろ」と言って救急車の進路を妨害した疑いが持たれた。

このため、救急患者の搬送は約10分遅れ、患者は119番通報で救急室に運ばれたが、5時間後に死亡したという。タクシー運転手の犯行は車のドライブレコーダーに録画された映像を通じて明らかになった。

この事件の後、死亡した患者の息子が大統領府の国民請願掲示板に「救急患者を乗せた救急車の進路を塞いだタクシー運転手を処罰してください」という請願を書き込むと、70万人以上の国民が同意した。

請願とドライブレコーダーの映像を見た国民から「タクシー運転手を厳罰にすべきだ」という世論が起きると、警察は江東警察署交通事故調査チームと交通犯罪捜査チームに加え、強力チームまで動員して捜査を進めてきた。警察は今月5日には崔氏に対する出国禁止を要請し、承認を受けた。
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