韓国首相 「南北保健医療協力、北朝鮮の反応なく実現していない」(提供:news1)
韓国首相 「南北保健医療協力、北朝鮮の反応なく実現していない」(提供:news1)
韓国のチョン・セギュン(丁世均)首相は22日、「保健医療協力をしてほしいが、北朝鮮側が応じておらず、私たちの善意が実現できずにいる状況」と明らかにした。

 丁首相は同日午後、ソウル・ヨイド(汝矣島)の国会で開かれた政治・外交・統一・安保分野の対政府質問で、北朝鮮と保健医療協力に関するキム・ハンジョン「共に民主党」議員の質問にこのように答えた。

 ただし、北朝鮮が韓国政府の協力提案に応じておらず、進展がない状況だ。丁首相は「北朝鮮で防疫協力について南(韓国)側と協議できるというシグナルがあるのではないか」というキム議員の質疑に「政府レベルのシグナルはなかった。民間レベルの対話が行われるかどうかはわからない」と述べた。

 また防疫協力を前提とした首相級会談を北朝鮮側に提案する意向を問う言葉には「政府当局者が提案をするときは、その後にどのように発展して結果が出るのか、考慮しなければならない」とし、「そのような提案をしてみるが、応じる可能性は高くないと思う」と述べた。

 彼は「可能性を開いて様々な努力をするが、現実性はそれほど高くないため、実行するのは容易ではない」と述べた。

 対北経済制裁に抵触しない独自の協力についても「国連制裁などを尊重しながらも、何かできる道を探すために努力しているが、まだ国民に報告するほどの成果を収めていない」と付け加えた。



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