内部告発後に解雇…8年間の起亜自動車復職闘争「パク・ミヒ共対委」発足=韓国(提供:news1)
内部告発後に解雇…8年間の起亜自動車復職闘争「パク・ミヒ共対委」発足=韓国(提供:news1)
キア(起亜)自動車の代理店で営業社員として働き、‘内部告発’をした後に解雇されたと主張してきたパク・ミヒ氏と市民社会団体が「起亜自動車内部告発者パク・ミヒ共対委」(共同対策委員会)を発足した。

共対委は21日午後1時、ソウル市のヒュンダイ・キア(現代起亜)自動車本社の正門前で発足式と記者会見を行った。共対委にはパク氏をはじめ、先日‘名誉復職’したサムスン解雇労働者のキム・ヨンヒ氏、平等労働者会、平等教育実現のための父兄会が参加した。

パク氏は、プサン(釜山)市の起亜自動車代理店で11年間マスター(自動車販売労働者)として働き、2013年に代理店の不当販売の内部告発をしたところ、解雇され、8年間復職闘争を続けている。

共対委は「内部告発者が解雇されて8年目、復職闘争を1人で続けている現実を見て、財閥企業だけでなく大韓民国の市民社会もやはり、まともに作動していないという問題意識を感じた」と発足の背景を明らかにした。

パク氏はこの日の発足式で「釜山に家族を置いてここまで来て『内部告発者問題を解決しろ』と叫んだが、起亜自動車からは何の返事もなく、これまで告訴・告発だけを定期的に行ってきた」と明らかにした。

共対委によると、起亜自動車は大幅な割引や用品を提供し、顧客を引き寄せたりしない「正道販売」を標榜していた。しかし、大幅な割引を示し、顧客を引き寄せる不当販売が多かったという。

パク氏はこれを本社に知らせたが、むしろ内部告発の事実がパク氏の働いていた代理店に伝えられ、解雇されたと主張した。

起亜自動車関係者は「(パク氏は)代理店所属で代理店の代表と契約を結んでおり、直営契約関係ではないため、本社はこの問題に関与できない」とし「不当販売に関する情報提供者を代理店の代表に知らせた事実もない」と釈明した。

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