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外国人感染者への治療費全額支援 防疫に負担なら見直しも=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】海外から韓国に入国した外国人の新型コロナウイルス感染が継続的に確認されている中、政府は国内の防疫に負担になる場合はこうした外国人に対する治療費支援の見直しを検討する方針だ。保健福祉部の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は21日、記者団に「国内の防疫・医療に負担とならない範囲で(支援を)継続すべきだが、負担になるのであれば検討が必要だ」と述べた。 政府は当初、外国人の入国者に対し新型コロナの検査費と治療費、隔離にかかる費用を全て支援していたが、感染者の増加を受けて現在は隔離費用を除く検査費と治療費のみを支援している。世界保健機関(WHO)も新型コロナの感染拡大を防ぐため、外国人の治療費の支援を各国に勧告している。 同本部の孫映莱(ソン・ヨンレ)戦略企画班長は、海外からの外国人感染者が治療を受けたケースは多くないため、治療費も比較的少額だとし、「差別的な措置を取ればむしろ患者が隠れてしまうため、これまで国民、外国人とも同一に(支援を)適用することを原則にしてきた」と説明した。