青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが20日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より3.9ポイント下落の44.8%となり、文大統領の側近で法務部長官だったチョ国(チョ・グク)氏の家族らの不正疑惑が浮上した昨年10月第2週(41.4%)以来の低水準となった。

 不支持率は前週から4.5ポイント上昇の51.0%で、支持率を上回った。不支持率は昨年11月第1週(51.7%)以来の高水準となった。

 調査は進歩(革新)系与党「共に民主党」所属だった故朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の告別式と朴氏をセクハラの疑いで告訴した元秘書の弁護人の記者会見が行われた期間に実施され、朴氏を巡る問題が支持率の下落に影響したとみられる。

 女性の支持率(44.1%)は前週に比べ6.6ポイント減、30代の支持率(42.6%)は同14.4ポイント減となった。女性と30代は文大統領の主な支持層となっている。

 一方、政党支持率は共に民主党が前週から4.4ポイント下落の35.3%、保守系最大野党「未来統合党」が1.3ポイント上昇の31.0%となった。両党の支持率の差は4.3ポイントに縮まり、今年2月の未来統合党の発足後最も小さくなった。

 このほか、「正義党」は5.9%、「開かれた民主党」は4.6%、「国民の党」は4.4%などだった。

 調査はYTNの依頼を受け、13~17日に全国の有権者2516人を対象に実施された。


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