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20年成長率 5月予測のマイナス0.2%下回る=韓国中銀
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金融通貨委員会は16日、韓国の2020年の実質国内総生産(GDP)成長率が5月に予測したマイナス0.2%を下回るとの見通しを明らかにした。 金融通貨委はこの日、政策金利を年0.5%で据え置くことを決定した。 同委員会は韓国経済の状況について、民間消費は経済活動制限の緩和や政府の支援策などで持ち直したものの、輸出の減少と建設投資の調整が続く中で設備投資の回復は限られ低調な流れが続いているとした。就業者数の大幅減が続くなど雇用も引き続き低迷しており、この先は設備投資と建設投資が緩やかに改善するとみられるものの、消費と輸出の回復は当初の見込みより多少遅くなるとの分析を示した。 韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も同日の記者懇談会で、5月に成長率を予測した当時は新型コロナウイルスの感染拡大が今年後半に入れば落ち着くと予想していたが、7月中旬の今はむしろ拡大の勢いが加速していると指摘。そのため、6月まで振るわなかった輸出の回復が遅れる可能性があり、そうなれば成長率が影響を受けざるを得ないと説明した。