野党欠席の法制司法委員会でチュ・ミエ氏「長官が総長を指揮するのは当然」「過去には毎日事件報告」(提供:news1)
野党欠席の法制司法委員会でチュ・ミエ氏「長官が総長を指揮するのは当然」「過去には毎日事件報告」(提供:news1)
国会法制司法委員会が29日、政府の第3次補正予算案を審議・議決した。通常は小委員会を構成して案件を調べるものの、新型コロナウイルス感染症の影響で迅速な補正予算が必要だという理由で、小委員会ではなく全体会議で審議して議決した。

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同日午後、国会で行われた法司委全体会議は、未来統合党議員が欠席する中で行われた。統合党は、与党の一方的な常任委運営には協力しないとして、常任委には参加しなかった。

法務部は補正予算を経て、法制業務情報化事業の他はほとんどが事業を減額したため、この日の全体会議の焦点は補正予算よりもチュ・ミエ(秋美愛)法務部長官と検察との食い違いに関する内容が主だった。

与党所属の委員らは、秋長官が検察に捜査関連指揮権を発動したことを援護する一方で、ユン・ソクヨル(尹錫悦)検察総長をはじめとした検察組織への不信が高まっていると指摘した。

まず、与党の法司委員たちは、秋長官がハン・ミョンスク(韓明淑)前首相の収賄事件捜査と関連した偽証教唆疑惑を再調査することと関連し、検察に指揮権を発動したことを支持した。

また民主党のキム・ジョンミン議員は、「わが党の議員は長官の検察指揮が正当で必要だと判断している」とし、「尹検察総長や関係のある当事者数名ではなく、検察全体の信頼の危機だ」と述べた。

民主党のソン・ギホン(宋基憲)議員は「検察総長が独立しているため、長官の指揮を受けないように思われるのはおかしい」とし、「間違えたら当然(長官の指揮を)受けるべきだ」と主張した。

民主党のキム・ヨンミン(金容敏)議員は秋長官に対し、「前政権下では法務部長官が検事長に直接口頭で指揮した事実を知っているか」と質問した。

これに対し秋長官は、「過去、検事出身の長官のほとんどは、毎朝事件の報告を受け、捜査方法も指揮してきたし、それに対する異議を申し立てたことはない」とし、「私は検察の中立性と独立性を尊重し、必要な場合に限って(捜査指揮権の発動を)行う」と答えた。

また、「捜査指揮権の行使が15年ぶりだというのは間違っている」とし、「私が就任して以来、すでに数回にわたり捜査指揮権を発動している」と付け加えた。


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