海軍と防衛事業庁は15日、2隻目となる214級(1800トン級)潜水艦「鄭地」が来月初めに進水式を行い、試運転を開始すると明らかにした。
 高麗時代に倭寇を撃退した鄭地将軍の名を取ったこの潜水艦は、攻撃機雷装備や敵主要基地封鎖・遮断能力を備える対艦戦、対潜戦のディーゼル潜水艦で、2008年11月に海軍に引き渡される。韓国型イージス駆逐艦(KDX-3)とともに韓国海軍の中核戦力となる見込みだ。ドイツのHDW造船所が製作した最新型戦闘システムISUS-90を導入しており、300余りの標的処理能力を持ち、レーザーを利用した正確な距離測定が可能な潜望鏡、原子力潜水艦と同水準の探知能力を備えたソナーが装備される。大洋上での作戦遂行に必要な衛星通信装備SATCOMも搭載し、世界どこでも通信が可能な連合作戦能力を備える。

 これに先立ち完成した1隻目の1800トン級潜水艦「孫元一」は、昨年6月に進水し試運転を行っている。11月には海軍に引き渡される予定だ。海軍創設の主役であり海軍初代参謀長、国防部長官を歴任した故孫元一(ソン・ウォンイル)提督の名前を取っている。

 海軍と現代重工業は2000年12月にHDW造船所と1800トン級潜水艦3隻を技術導入の形で建造する契約を締結し、2002年10月に建造を開始した。防衛事業庁関係者は、これまでに209級(1200トン級)潜水艦9隻を建造し、基本的な潜水艦建造技術を確保しているとし、この1800トン級3隻の建造が先進設計技術の獲得につながると期待している。今年はさらに1800トン級6隻を追加確保する事業を進める計画で、先端装備、製作技術と国産化技術の獲得に重点を置く。これを土台に2018年には3000トン級潜水艦を独自に開発する考えだ。


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