記者会見で辞意を表明した呉巨敦氏=23日、釜山(聯合ニュース)
記者会見で辞意を表明した呉巨敦氏=23日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」が27日に倫理審判院の会合を開くことが24日、関係者への取材で分かった。セクハラ問題で23日に南部・釜山市の市長辞任を表明した同党所属の呉巨敦(オ・ゴドン)氏を除名処分にするかどうかを議論する。

 倫理審判院は事案の深刻さから24日に会合を開こうとしたが、開催の定足数を満たせず、日程を変更したとされる。

 党の懲戒には警告、党役職資格停止、党員資格停止、除名がある。倫理審判院は27日の会合で、事件の調査結果を基に呉氏の懲戒を決定する方針だ。同氏が自身の立場を説明するために会合に出席するかどうかはまだ決まっていない。

 一方、尹昊重(ユン・ホジュン)党事務総長は23日に謝罪の記者会見を終えた後、「除名以外の措置を考えるのは難しそうだ」と述べた。この発言を踏まえると、懲戒のうち最も厳しい除名処分に決まる可能性が高い。

 元官僚の呉氏は2018年6月の釜山市長選に共に民主党から出馬し、4回目の挑戦で初当選した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権では海洋水産部長官を務めた。


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