韓国政府、新型コロナ関連の対北支援「民間団体の問い合わせあるが、要件を備えていない」

韓国政府が24日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）と関連した対北支援に関心を持ち、問い合わせる国内の民間団体があるが、（それら団体が）まだ対北支援の要件を満たせずにいると明らかにした。

　統一部当局者は同日「北朝鮮が国内非政府組織（NGO）を通じて、持続的に新型コロナ支援が必要だと要請したが、統一部は知っていたか」という記者の質問に「北朝鮮の意思をわれわれが確認したことはないと聞いている」とし「それと関連し民間団体から引き続き質疑（問い合わせ）が入っているが、（民間団体が）具体的な要件を備えた段階に進展していない」と答えた。

　続けて「統一部が自治体とNGOが推進している対北新型コロナ支援を阻んだという話がある」との主張については「対北保健享禄による要件さえ満たせば、われわれ（統一部）は支援するという立場だ」とし「統一部がこれを阻んでいるというのは理解し難い主張」と強調した。

　同当局者によると、これまで問い合わせてきた団体は、合意書や輸送計画などに対する要件を満たしていないという。また「こうした具体的な要件の中で何を満たしていないかは追加で確認しなければならない」としながらも、「代替的に物資輸送計画や北朝鮮との合意書などがなかったと聞いている」と答えた。