ブルームバーグが報じたところによると、アジア太平洋諸国の信用格付けを担当する小川隆平アナリストが5日、記者らに対し「北朝鮮の核をめぐる朝鮮半島の地政学的危機は当分落ち着かないだろう」とし、このように述べた。ただ、韓国の格付けの見通し(アウトルック)は「安定的」で維持されており、今後もこれを維持する可能性は高いとしている。
また、財政経済部の金聖真(キム・ソンジン)国際業務政策官が先月ニューヨークを訪問し、S&Pやムーディーズ・インベスターズ・サービスに格上げを要請したことに関連し、韓米自由貿易協定(FTA)が良い要素となるとの考えを示しながらも、その変化はすぐには出ないだろうと予想した。
S&Pは2005年7月に韓国の信用格付けを「A」に1段階引き上げたが、北朝鮮核問題に対する不安は依然として残っているとの見解を示している。
一方、ムーディーズのバーン副社長も5日、韓国の格付け引き上げには北朝鮮が6カ国協議合意を履行するか否かにかかわっていると話している。ムーディーズは2002年以降、韓国の信用格付けを「トリプルA」で維持してきたが、昨年4月に見通しを「安定的」から「肯定的」に上げ、格付けの上方調整を示唆している。
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