Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
北朝鮮との保健協力 国内状況を優先=韓国統一部
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が新型コロナウイルスを巡って文在寅(ムン・ジェイン)大統領に親書を送り、南北の保健分野の協力の可能性が注目されているが、韓国統一部の当局者は8日、北朝鮮との協議などは検討していないと明らかにした。 同部は北朝鮮との保健協力について、「(韓国国内の感染)状況や朝鮮半島情勢など、諸般の環境などを総合的に考慮して判断する」との立場を示していた。 別の当局者は金委員長の親書に関し、「短期的に推進しようとしている計画はない。南北の対話・協議を推進することは容易ではない状況」と述べ、国内での事態の沈静化が優先との姿勢を見せた。沈静化した後の南北協力事業に備えた準備は持続的に進めているという。 保健分野の南北協力は北朝鮮に対する大規模な防疫物資支援よりは、感染症関連の情報交換などから始まり、段階的に推進される可能性がある。 南北は2018年11月、保健協力に関する分科会談を開催し、感染症の情報交換で合意。試験的にインフルエンザ関連の情報などを交換した。