昨年4月26日、国会会議室前に集団で寝そべり、出入りを阻む自由韓国党の議員ら(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年4月26日、国会会議室前に集団で寝そべり、出入りを阻む自由韓国党の議員ら(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル南部地検は2日、法案のファストトラック(迅速処理案件)指定を巡る国会での衝突に絡み、最大野党「自由韓国党」の黄教安(ファン・ギョアン)代表と同党議員23人の計24人、李鍾杰(イ・ジョンゴル)氏ら与党「共に民主党」の議員5人を特殊公務執行妨害、国会法違反、国会会議場騒動などの罪で在宅起訴または略式起訴したと発表した。また、自由韓国党所属の補佐官ら3人、共に民主党所属の補佐官ら5人の計8人についても、起訴または略式起訴したと伝えた。 検察は自由韓国党の議員と党代表のうち、黄教安氏と当時の院内代表だった羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員ら14人を正式に起訴し、10人については略式起訴した。 起訴された黄氏や同党の姜孝祥(カン・ヒョサン)議員、金明淵(キム・ミョンヨン)議員、鄭亮碩(チョン・ヤンソク)議員らは昨年4月25~26日、公職選挙法改正案などのファストトラック指定に反対し、所属議員とともに国会の議案課事務室や会議場を占拠し、スクラムを組んで出入りを阻むなどして共に民主党議員と議案課職員の会議開催や法案受理業務を妨害した罪に問われた。院内代表だった羅卿ウォン氏らには共同監禁・共同退去不応の罪が追加で適用された。 検察は、ファストトラックを巡る衝突に加担した度合いが大きい議員らについては正式に起訴し、加担の度合いが比較的小さい議員については略式命令を請求する略式起訴とした。 一方、検察は共同暴行の容疑で告発された共に民主党の議員については、昨年4月26日に自由韓国党の議員らを暴行したり、けがをさせたりしたとして、李鍾杰、朴範界(パク・ボムゲ)、表蒼園(ピョ・チャンウォン)、金炳旭(キム・ビョンウク)の4議員を正式に起訴し、議員1人を略式起訴した。
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