5月9日に北朝鮮が発射したミサイル=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)《転載・転用禁止》
5月9日に北朝鮮が発射したミサイル=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)《転載・転用禁止》
◇北ミサイルのうち1発は約690キロ飛行 「新たな形態」 韓国軍合同参謀本部の関係者は25日、北朝鮮が同日午前5時34分と同57分ごろに東部の江原道・元山から東側の海に向けて発射した飛翔体2発について、いずれも短距離ミサイルだったとの見解を示した。2発とも高度約50キロまで上昇して海上に落下したようだとし、1発目の飛行距離は約430キロ、2発目のミサイルは約690キロ飛行したとの分析結果を示し、「新たな形態のミサイルのようだ」と伝えた。◇北朝鮮 潜水艦建造・ミサイル発射で米国に圧力 北朝鮮が、非核化を巡る実務協議を早期に再開するとした6月末の米朝首脳の合意を無視して相次ぐ軍事行動に踏み切り、注目を集めている。韓国と米国が来月初めに実施する合同軍事演習が終了するまでは小規模な武力挑発を行い、米国への圧力を持続するものとみられる。北朝鮮は25日に短距離ミサイル2発を発射。23日には金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が新たに建造された潜水艦を視察したと報じていた。 ◇北ミサイル発射 米朝実務交渉再開に影響か 北朝鮮は、米国との交渉を行わないまま短距離ミサイルを発射して圧力のレベルを上げており、非核化に向けた実務交渉再開にはさらに時間がかかると予想される。北朝鮮が短距離ミサイルを発射したのは、5月9日以来77日ぶり。金正恩委員長とトランプ米大統領の板門店での会合を受けて米朝交渉の再開が期待されたが、それから1カ月も経たずに朝鮮半島の緊張が再び高まっている。◇ボルトン氏 韓日仲裁に意欲  韓国を訪れたボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と会談し、日本の対韓輸出規制強化により冷え込んだ韓日関係の解決のために「米国が役割を果たす考えがある」と述べた。与党関係者が伝えた。ボルトン氏は韓日の対立について「韓米日の共同安全保障に良くないため、韓国と日本が対話を通じて解決するのが望ましい」とし、「韓日関係改善は必ず必要だ」と述べた。◇サムスン折り畳みスマホ9月発売 欠陥部分を補強 サムスン電子は、折り畳み(フォルダブル)式スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーフォールド」を9月に発売すると発表した。詳細な発売日は決まっていないが、発売が延期されてから同社が具体的な時期を明らかにするのは初めて。この製品は4月26日に米国で発売される予定だったが、レビュー用の製品についてスクリーンに欠陥が発生したと報じられ、発売が無期延期されていた。同社の関係者は「折り畳み式は維持しながら、外部の異物から製品を保護できるよう構造を補強した」と説明した。
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