山火事は麟蹄郡内で4日午後2時45分ごろ発生し、強風にあおられて燃え広がった。午後7時20分ごろには高城郡内のコンドミニアムが集まる地域で変圧器の爆発が起きたという通報があった。火はさらに東海岸に面した束草市の市内、江陵市と東海市の一部にも広がった。消防庁は午後9時44分に、火災への対応態勢を最高レベルに引き上げた。
山林の被害は5日朝までで計385ヘクタールに上る。サッカー場の539倍の広さだ。
また、4日午後8時20分ごろ、高城郡内で煙に巻かれた50代が死亡したほか、11人がけがをした。住民や観光客ら4230人が避難している。
高城と束草で住宅や倉庫など約200棟、江陵で住宅など約110棟が焼失した。
5日は高城と束草を中心に道内52校が休校する。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日午後11時15分ごろ、関係官庁に万全の態勢を維持するよう指示したのに続き、5日午前0時20分ごろ、青瓦台(大統領府)の危機管理センターで緊急会議を開いた。現場から状況の報告を受けた後、装備や人員を最大限動員し総力を挙げて対応するよう指示し、人命被害を防ぐための対策も求めた。5日に予定された「植木日」記念行事の出席は取りやめる。
李洛淵(イ・ナクヨン)首相も対応状況の把握を続けている。
文大統領は緊急会議を開き、山火事への対応を指示した=(聯合ニュース)[
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