V.I（BIGBANG）のカカオトークでの違法撮影物共有についても内偵捜査へ＝韓国警察

韓国警察が、クラブBurning Sunの前社内理事の歌手V.I（BIGBANG、28）のカカオトークのグループトークルームで違法撮影物を共有したという疑惑について内偵捜査に入った。

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　11日、警察によると、ソウル地方警察庁広域捜査隊はV.Iの性接待疑惑を裏付けるカカオトークでの会話に関して、違法撮影物と疑われる動画が共有されているとみて内偵捜査に着手したという。

　内偵捜査は、警察が犯罪容疑が確定していない段階で、容疑の有無だけを調査するもので、内偵を通じて犯罪の容疑があると判断されると、正式な捜査段階に転換される。

　警察関係者は「違法撮影物の共有があったとされるグループトークルームには、性接待疑惑を裏付けるトークルームと同一のメンバーが属していることが確認された」と明らかにした。ただ、同じトークルームにあったものなのかは確認されていないという。

　また警察は10日に売春処罰法違反の容疑でV.Iに出国禁止措置を取った。

　これは“性接待”が起きた場所とされるソウル市江南（カンナム）区のクラブARENAに対する家宅捜索令状が発付され、V.Iを“被内偵者”から“被疑者”に転換して立件したことによる措置だ。

　警察は、2015年にV.IがクラブARENAで事業投資家に性接待をしたという疑惑に対して捜査中。V.Iが今月25日に軍入隊を控えており、警察は今まで浮上した各疑惑を疎明するのに力を注いでいる。

　最近問題となったカカオトークのグループトークルームに参加していた複数の芸能人のうち、一部を参考人として取り調べをした。警察はグループトークルームでどのような会話のやり取りがされたのか追求するという。

　警察は、カカオトークでの会話を見ながら、売春斡旋以外の容疑についても多角的に見ていく一方、これまでの取り調べの内容と家宅捜索で確保した押収物などを分析してV.Iをはじめ事件の関係者に召喚日程を通告する予定。

　一方、V.Iは11日午後、自身のSNSで芸能界引退を宣言。「私がこの時点で芸能界を引退することがよさそうです。社会的物議を醸している事案が、とても大きく、芸能界引退を決心しました。捜査中である事案においては、誠実に調査を受けて、すべての疑惑を明らかにできるようにします」と明らかにした。