限度超える要求ならFTA決裂も、金鉉宗本部長

金鉉宗（キム・ヒョンジョン）通商交渉本部長は27日、韓米自由貿易協定（FTA）交渉について、コメなどでレッドラインを超えた要求があった場合は決裂するしかないとし、断固として対応するとの姿勢を示した。同日国会で行われた開かれたウリ党FTA特別委員会に出席した席で述べたもので、期限にしばられ無理に進行することはできないとの方針を明示した。
　また金本部長は、19の交渉分野のうち通関、政府調達など10分野では事実上交渉が妥結し、90%は終わったと考えているが、残り10%が非常に困難だとの見方を示した。その上で、これまで経済的実利と利益のバランスという次元で交渉を進めてきたが、今回もその原則に変わりはないとし、「守るべきところは守り、得るべきものは得るという考え」だと強調した。

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