洪準杓氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
洪準杓氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル、平沢聯合ニュース】2月27日に実施される韓国保守系最大野党「自由韓国党」の党代表選は、洪準杓(ホン・ジュンピョ)前党代表、黄教安(ファン・ギョアン)元首相、呉世勲(オ・セフン)前ソウル市長による三つどもえの戦いになる見通しが強まっている。

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 洪氏は30日、著書の出版記念会を開いた後に党代表選への出馬を宣言した。昨年6月の統一地方選惨敗の責任を取って党代表を辞任して以降は政界の中心からやや離れていたものの、次期大統領選の保守系有力候補に挙げられる黄氏が党代表レースに飛び込んだことを受け、復帰を決心したようだ。

 出馬宣言では、朴槿恵(パク・クネ)前政権で首相を務めた黄氏の登板によって再び「弾劾局面」に戻ることを防ぐべきだと訴えるとともに、文在寅(ムン・ジェイン)現政権の失政を阻止する強い野党への変貌を強調するとみられる。

 29日に党代表選への出馬を宣言した黄氏は30日、ソウル南方の京畿道・平沢の海軍第2艦隊を訪れた。同艦隊は2010年の北朝鮮による哨戒艦「天安」撃沈事件などを経験した部隊で、保守層の結集を狙った訪問と受け止められる。黄氏は撃沈事件犠牲者の追悼碑に黙とうをささげた後、報道陣に「自由韓国党の党代表に挑む者として、国の安全保障、国民を守ることから始めるべきだと思って訪問した」と語った。

 また、近く出馬宣言すると見込まれる呉氏はこの日、党内での支持拡大に向け江原道で党員合同懇談会に出席する。


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