クリスマスイブという大切な日を「BLACKPINK」と過ごそうと、会場には午前中より多くのファンが集まり、過去最高に盛り上がっている雰囲気のなか18時すぎにライブがスタート。今月リリースしたばかりの初のフルアルバム「BLACKPINK IN YOUR AREA」を引っさげてのコンサートとなった本公演。1曲目は、YouTubeの「今年、世界で最も多く再生されたK-POP公式ミュージックビデオ」のランキングで1位獲得したヒット曲「DDU-DU DUU-DU」から始まり、2曲目には、最新アルバムに初収録され、日本語verで初披露となる、キットカット45周年テーマソング「FOREVER YOUNG」と続けてパフォーマンス。センターステージでのMC第一声は「メリークリスマス!大阪~!! 」とジェニーが発すると、アリーナから最上階席まで満席となった会場は割れんばかりの歓声で包まれた。
これまでの公演でも見どころの一つだったソロステージでは、LISAは魅惑的なダンスを、ROSEはピアノにあわせてThe Beatles「LET IT BE」などをカバー。JISOOは前回ツアーと曲目を変え、中島美嘉「雪の華」を歌い上げた。最後に11月12日(月)にソロとしてもデビューしたJENNIEは、デビュー曲「SOLO」を日本初披露。韓国主要8つの配信サイトにて1位を記録したほか、世界40ヶ国のiTunesで1位、ついにはワールドワイドiTunesソングTOP200チャート首位をも獲得し、現在も注目を浴びている。クセになるメロディとダンスに観客が釘付けとなっていた。
LIVE後半には、先輩グループ「BIGBANG」のV.I.が映像で登場したり、メンバー自身がファンとしてコンサートを見に行ったことがキッカケとなったデュア・リパとの楽曲「Kiss and Make Up」の披露、またWonder Girlsのヒット曲「SO HOT」のリミックスカバーなど、コラボレーションの幅を感じられるパートも。
12月5日発売の最新アルバム「BLACKPINK IN YOUR AREA」に収録の「REALLY」「SEE LATER」の日本語ver.も初パフォーマンスとなり、会場が盛り上がるなか、ラストはデビューからの人気曲「BOOMBAYAH」や「PLAYING WITH FIRE」「AS IF IT'S YOUR LAST」で会場全体が最高潮へ、これらの楽曲もすべて最新アルバムに収録されている。最後は、「こんな大きな会場でたくさんの皆さんに来てもらえるとは思っていませんでした。これからもこんなBLACKPINKをよろしくお願いします」と締めくくった。
「to BLACKPINK from BLINK JAPAN(BLACKPINKのファンクラブの呼び名)」という映像は、「BLACKPINK」に対する感謝の映像となっており、最後、メンバーが客席を振り返ると、客席一面、ハート型のスローガンを観客が掲げている光景となっており、感動して涙ぐむメンバーも「どうやって準備したんですか?」「このまま次のSTAY歌ったら私達泣いちゃいますよ」とコメントするなど、ファンと支え合う感動の初ドーム公演となった。