<b>「生きようとすれば死に、死のうとすれば生きる(必死即生 必生即死)。だから、命に代えても祖国を守りたい者は我に続け」</b>

クォン・ユル の最新ニュースまとめ

24日に放送されたKBS1TV歴史ドラマ『不滅の李舜臣』のラストシーンに出たイ・スンシン(李舜臣)の悲壮な演説が、再び視聴者たちの心を揺さぶった。

たった12隻の船で、100隻以上にものぼる日本艦隊に立ち向かおうとするイ・スンシン。
多勢に無勢というわけで、都元帥のクォン・ユル、国王・宣祖、そしてイ・スンシンを誰よりも理解しているはずの領議政ユ・ソンリョンまでもが水軍の廃止に合意した状態だった。

しかしイ・スンシンは、勝算のない戦と言いながらも、戸惑う部下たちをこう励ます。
「これまでの6年間、私はたった1度も負けたことはない。部下を死地に追いやらないという自信があった。しかし、この戦は違う。勝利を保証できない。しかし、このすべての
悪条件を乗り越え、部下たちと共に出陣しようと思う。大将船が、最前線で戦い、命ある限り、この海を離れたりはしない」

そして続く短い独白「殿下、わたくしにはまだ12隻の戦船が残ってございます。わたくしのこの命が続く限り、敵どもは朝鮮の海を狙うことなどできないでしょう」

ほとんどの視聴者たちは『不滅の李舜臣』の名シーンとして、迷わずこの演説シーンを選んでいる。去る24日の放送直後、殺到するネティズン(インターネットユーザー)の書き込みのせいで、ドラマの公式視聴者掲示板が、一時サーバーダウンしたほどだ。

視聴者のパク・チニョンさんは、「イ・スンシンの演説を聞いて、祖国という言葉をもう
一度この胸に刻みました」と書き込み、キム・ジヌさんは「国とみんなのために考え抜き、その天才ぶりを余すところ無く発揮した、偉大な水軍将軍の姿を余りにリアルに見せてくれた」と書いている。

続けて、パク・ミジンさんは「不敗の神話が復活する。荒波うなるウルドルモクへ来た
れ、我が敵よ。この身に重ねられた刃。再び輝く勝利へ」というドラマのエンディングの
文句を引用し、今週から始まる鳴梁(ミョンリャン)海戦に対する期待を表した。

鳴梁海戦は1597年9月16日、ウルドルモク(現在は珍島(チンド)大橋がかかっている場所で、花源(ファウォン)半島と珍島の間を流れる狭い海峡。波がうなるほど流れが急であることから付けられた地名。轟き岩の入り江、という意味)で、イ・スンシンがたった13隻(イ・スンシン12隻、キム・オクチュ1隻合流)の船で日本の大艦隊を撃破した戦。丁酉再乱の勢力図を逆転させた歴史的な戦いである。

この戦いで、日本兵の将軍来島通総、波田信時、管正蔭らが戦死し、日本船133隻が撃沈または半壊させられた。日本軍の戦死者は1万人以上。これに比べ、朝鮮軍の被害は数十人の死傷者を出すにとどまったと伝えられている。

熱血視聴者たちは、もうドラマの掲示板に鳴梁海戦に関する各種文献や意見を書き込み、“不敗神話”がどのように再現されるか期待を膨らませている。

『不滅の李舜臣』のある制作スタッフは、「鳴梁海戦の最大の関心事は、流れの急なウルドルモクの地形地物を十分利用した戦略です。水の流れる時間に合わせて一糸不乱に動く朝鮮水軍の作戦と鉄網を使った日本軍艦の撃退、そしてその鉄網に気づかれないようにと、女たちによる錯乱作戦などが今週始まるでしょう」と、詳しい戦闘内容を伝えた。

『不滅の李舜臣』は、去る24日の放送で全国視聴率27.2%(AGBニルソンメディアリサーチ)を記録し、同時間帯のライバル番組のMBC『第5共和国』(11.9%)SBS『Only You』(17.7%)を大差で引き離し、週末のお茶の間劇場1位を固守している。

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