米国人もアリラン公演観覧、北朝鮮が入国を許可

北朝鮮が、来月15日から1か月にわたり開催する芸術公演「アリラン」を観覧する米国人の入国を認めた。自由アジア放送（RFA）は14日、北朝鮮が「アリラン」のため一時的に米国人観光客に対するビザ発給を決定したと報じた。
　米国内の北朝鮮観光客募集はシカゴの旅行社アジアパシフィックトラベルが独占権を持つ。昨年も「アリラン」の公演時期に合わせ約270人の米国人観光客を募集したが、北朝鮮の洪水被害により公演が中止され、ツアーもキャンセルされていた。

　同社のキーツ代表は、今年は北朝鮮当局が開催日が迫った時期に入国許可を出したため、昨年ほど多くの参加者を集めるのは難しく、申し込みは20人程度になるとの見通しを示した。同社は5月2日から15日まで北朝鮮・平壌と中国・北京、ソウルを巡るツアーの計画を立てている。旅行代金は1人4800ドルで、参加者は北朝鮮に3泊4日し公演を観覧する。

　「アリラン」の公演スケジュールは、金日成（キム・イルソン）主席の生誕95周年にあたる4月15日から5月15日までの1か月間と、8月15日から10月15日までの2か月間となっている。


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