“皇太子”が“冷血漢”として帰ってきた。

キム・ジウ の最新ニュースまとめ

ドラマ『宮 ~Love in Palace』でスター俳優として浮上したチュ・ジフンが、KBS 2 TV新水木ドラマ『魔王』(演出:パク・チャノン/脚本:キム・ジウ)で、善と悪を行き来するヤヌス(※)的な姿を披露する。

12日午後、ソウル・江南区インペリアルパレスホテルで開かれたドラマ制作発表会に、短いヘアスタイルと黒のスーツで登場した彼は、一段とシックな魅力を漂わせていた。
「5kg減量しました。『宮』を終えて体重を落としたのですが、運良くキャラクターに合いました。髪を切って、一段と細く見えるみたいです。ダイエットに近道はありません。運動で減量したので、身体がもっと引き締まった感じです」

しかし、彼のダイエットは偶然ではなかった。次回作の役作りのための自己管理の一環だった。彼の口から出る言葉から、新人らしからぬプロ根性が感じられた。
「皆さんよくわかってないみたいですが、普段、髪を伸ばしているのは好きでやっているのではありません。職業上の対処策です。次に何かの役柄を演じる時、長い髪は切ればいいけれど、短い髪は突然には伸びません。減量も同じで、体重を落としてさえおけば、増やせばいいだけですが、一旦増えると落としづらいんです」

ドラマ『魔王』は、少年時代の悲劇的な事件がもとで、宿命的な対決を繰り広げる2人の男と、サイコメトリー(psychometry)の能力を持った女性のストーリー。人間にとって“絶対善”“絶対悪”はないという前提の下、人間の内面心理を描いた復讐劇だ。
人気を博し、マニア層を生んだドラマ『復活』の制作陣とオム・テウンが再びタッグを組み、『宮』を通じてスター俳優に成長した新人チュ・ジフンが加わって、放送前から話題を集めている。

劇中チュ・ジフンは、25歳にして司法試験に主席合格し、疎外された人々を弁護し“弁護士界の天使”と呼ばれているが、一方では独断で殺人を演出することもためらわない冷血漢を演じる。

(※ヤヌス~ローマ神話で、門の守護神。頭の前後に反対向きの顔を持つ双面神として表される)


<b>モデル出身俳優チュ・ジフンの実態は?</b>
では、実際のチュ・ジフンの生活はどんなものだろうか?“新世代スター”として脚光を浴びている状況で、“皇太子”のような姿が、実生活の中に密かに残っているではないだろうか?
「まったく違います。むしろ帽子やサングラスをかけて出かけると、みんな気づきますが、堂々と歩けば全く気づかれません。普段は一般人のように街中を歩きまわって、自転車に乗って出かけます」

モデル出身の俳優としてのメリットとデメリットを尋ねると“私見”であることを強調しながら、自身の意見を打ち明けた。
「いい点は、テレビが大きくなって、モデル出身俳優たちのスリムなイメージとファション感覚に、キャラクターが上手くマッチするみたいです。ベテラン俳優の方々は、何を着ても演技で上手く表現するけれど、同等の新人の立場ではファッションが有利なんです。 体で覚えたウォーキングも、演技に役立ちますしね」

演じる時に切り替えなければならないことについては「それぞれのカットごとにポーズを変えるモデル生活をしていたので、演じる時に何度も撮りなおしていると、言葉遣いを少し変えたくなる習慣があります」と、率直に告白した。
「モデル活動と演技は、方法が異なるだけで、表現するという大きなカテゴリでは同じ」と定義した彼は、「表現するということが好きでこの職業を選んだ人の立場から見ると、表現の幅広い演技がより面白い」と強調した。

最近、日本の地上波で『宮~Love in Palace』が放送されたことから、“次世代韓流スター”として脚光を浴びているチュ・ジフンは、来たる30日ソウル・COEXで開かれる<第1回ASTA TV Drama Awards>で、アジアを代表し<2007ニューアジアスター賞>を受賞する予定だ。

チュ・ジフン、シン・ミナ、オム・テウンが共演するドラマ『魔王』は、来たる21日に初回放送される。


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