発足式の様子=24日、ソウル(聯合ニュース)
発足式の様子=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】日本による植民地時代の1919年2月8日に朝鮮人留学生が東京・YMCA会館で朝鮮の独立を求める宣言文を発表した「2・8独立宣言」から来年で100周年を迎えることを受け、記念事業委員会が24日発足した。

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 発足式はソウルYMCAで開かれ、与党・共に民主党の李鍾杰(イ・ジョンゴル)国会議員が委員長に推挙された。表用垠(ピョ・ヨンウン)ソウルYMCA名誉理事長が共同委員長を、李鍾賛(イ・ジョンチャン)元国家情報院長と丁世均(チョン・セギュン)前国会議長が常任顧問をそれぞれ務める。

 李議員は「YMCAが韓国の近現代史に与えた良き影響力に再びスポットをあてる出発点となるのが2・8独立宣言100周年記念事業だ」とした上で、「独立宣言にまつわる遺跡地の聖地化を推進し、講演やシンポジウムなども開催する」と述べた。

 また、「記念事業委員会を全国に発足させ政界と民間の支援組織を作り、100周年を記念するだけでなく未来の100年をリードするビジョンを作っていく」と強調した。

 2・8独立宣言は日本に奪われた国権を回復するため、朝鮮人留学生600人余りが祖国独立を世界に向けて宣言したもので、同年3月に朝鮮で起きた反日独立運動「3・1独立運動」の導火線となった。


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