韓国の文在寅大統領=(聯合ニュース)
韓国の文在寅大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣を求める市民らの大規模集会を鎮圧するため韓国軍が戒厳令の布告を検討していた疑惑で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、「問題の本質は(戒厳令の発布計画が盛り込まれた)文書の真実を明らかにすることで、なぜこのような文書がつくられ、どこまで実行しようとしたのかを徹底して究明すべきだ」と述べた。青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。

 文大統領は「関わった人に対しては厳重に責任を問うべきで、合同捜査団の徹底した捜査が最優先課題」と強調。文書を作成した情報部隊、国軍機務司令部の改革の必要が高まったと話した。

 戒厳令を巡る疑惑は、与党・共に民主党の李哲熙(イ・チョルヒ)議員が7月に公開した文書で浮上。文大統領の指示を受け、独立的に捜査を行う国防部特別捜査団が設置されたが、民間人への捜査も必要であることから、この日から軍と検察による合同捜査団が捜査を進めている。


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