1997年に起きた“梨泰院(イテウォン)殺人事件”の被害者の遺族が、検察の誤った初動捜査で20年間も真犯人が明らかにならないことについて、国家が責任を取るべきだと主張した。(提供:news1
1997年に起きた“梨泰院(イテウォン)殺人事件”の被害者の遺族が、検察の誤った初動捜査で20年間も真犯人が明らかにならないことについて、国家が責任を取るべきだと主張した。(提供:news1
1997年に起きた“梨泰院(イテウォン)殺人事件”の被害者の遺族が、検察の誤った初動捜査で20年間も真犯人が明らかにならないことについて、国家が責任を取るべきだと主張した。

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 検察が遺族に「解決しない事件だからここで諦めろ」と勧めたという主張もある。

 ソウル中央地方裁判所にて1日に開かれた弁論期日に証人として出廷した故チョ・ジュンピル氏の母親イ氏と義兄ソ氏は「検察の捜査意志が全くなかった」とこのように主張した。

 共犯とされたアーサー・パターソンは、担当検事の失敗により出国停止延長期限を逃したすきを狙って1998年8月に出国した。真犯人だと追い込まれたエドワード・リーが1999年9月に最高裁判所にて無罪が確定すると、遺族はアーサー・パターソンに対する再捜査を要求したものの、被疑者がアメリカにいるため不可能だった。

 ソ氏は今回、裁判所で「2009年に真犯人のアーサー・パターソンに対する犯罪人引渡請求をする前に事件を担当していた部長検事から連絡をもらって面談をした」とし、「部長検事は私に『この事件は解決しない事件だからここで諦めろ』と勧めた」と主張した。

 また「部長検事はその理由を『個人的な意見だが、当時の事件を担当した捜査検事が資質に欠けるのでそうだ』と言った」とし、「私に『解決しない事件をこれ以上進めないでくれ』と言った」と明らかにした。

 ソ氏は当時の部長検事が言及した捜査検事は弁護士のパク氏だったと明らかにした。パク氏は1997年に最初の事件が起きた当時、エドワード・リーを単独犯として起訴した担当検事だった。

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