東方からアジア全域へ吹き荒れる“神の風”

女子中高生を中心に、10代の若者に圧倒的な人気を誇る<東方神起(トンバンシンギ)>が、去る9月30日来日した。今回は、アルバムリリース前の休暇と写真撮影のためということで公式な来日ではないが、日本のファンの間では「日本デビューの準備か?」とささやかれている。

東方神起のメンバーは、全員現役の高校生。中国進出、さらにはアジア全域を超えて世界進出を目指し、2年がかりでレッスンを積んできた。ダンスミュージックが主流で、歌唱力よりビジュアルが重視される韓国音楽界において、その実力をしらしめるべく、2004年初頭、アカペラ曲『Hug』でデビュー。ビジュアルと歌唱力を兼ね備えた大型新人グループとして、デビュー直後から注目を集めていた。

<東方神起(トンバンシンギ=“東方(韓国)で神が起き上がる(立ち上がる)”>というスケールの大きなグループ名からも、その自信がうかがえよう。事実、デビュー曲『Hug』はヒットチャート上位にランクイン。6月末にリリースされた『The Way U Are』は、音楽専門チャンネルm.netとKMTVのランキング番組『m! Countdown』で3週連続1位に輝くなど、新人とは思えない活躍ぶりをみせた。

さらに、ヘテ製菓<マットンサン>、ファッションブランド<G.I.A>、サムソン電子<MP3プレーヤーハイ><スマート学生服>など、数々のCM出演も決定。テレビを中心に、本格的にメディアを席捲していくことになる。

“東方礼儀之国”韓国で立ち上がった5人が、本格的に日本へ上陸する日を期待したい。
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