国防部の金章洙(キム・ジャンス)長官は15日、今年度の国防業務計画に関する記者会見を行い、「戦時作戦統制権の移譲時期は、両国国防相の合意で決定する。今回の会談で時期が決定されることを希望する」と述べた。移譲時期をできるだけ早く決めたいと強調した。
韓米両国は昨年ワシントンで開かれた第38回韓米定例安保協議会(SCM)で、2009年10月15日から2012年3月15日までの間で移譲時期を決めることで合意した。政府は7月以前に移譲時期を決めたいとしている。
金長官は、今回の国防相会談で在韓米軍の竜山基地からの早期移転を進める韓国政府の行動計画について説明する計画を明らかにした。基地移転と関連した韓米両国の予算配分については今月中に合意する予定だが、合意できなかった部分は条件付きで合意する方法を模索していると紹介した。
このほか、合同参謀本部の組織再編と関連しては、合同参謀本部の政策機能は現状どおり維持するものの、戦時に備えた作戦、指揮、統制業務を担当する部署または司令部レベルの組織を新設する考えを示した。合同参謀本部とは別に朝鮮半島の戦区作戦を遂行する合同軍司令部を新設し、二元体制で運用することになる見通しだ。
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