慶尚南道の晋州シルク、独自ブランドで世界進出へ

慶尚南道西部を代表する地場産業の晋州シルクが、世界に通用する競争力を確保するための取り組みを進めている。
　道が14日に明らかにしたところによると、産業資源部はこのほど晋州シルク産業を、既存の相手先ブランド製品製造方式（OEM）から脱皮し独自ブランドを持つ輸出企業化に成功した優秀事例として採択した。これにより道は、2004年から国費と地方費50億ウォンを投入しての晋州シルク振興の下地作りという第1次事業に続き、2009年までに35億～40億ウォンの国費支援を受け、新ブランド立ち上げと海外マーケティング強化に本腰を入れていく。あわせて晋州シルク製品の優秀性を海外に効果的にアピールするため、特許庁に「晋州シルク」を地理的表示制度品目として登録し、晋州シルク製品を地域の特産品へと発展させる方針だ。

　また、地域の特徴と条件に合わせたシルク産業振興のため、先進的レベルとの評価を受けている製作技術を生かしつつ、基幹技術と専門知識の基盤不足の解決と、デザイン・染色加工技術の開発に力を入れる。現在、国内シルク業者約150か所のうち73%に当たる110か所が晋州にあり、イタリアやフランスなどと並び世界5シルク集散地に数えられている。


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