慶尚北道の鬱陵郡は14日、独島への実効的な支配を強化するため、独島の定住基盤の拡充と生態資源の体系的な管理に向けさまざまな事業を推進すると明らかにした。
 2008年まで6億5000万ウォンを投じ、老朽化したり一部が流失した西島の漁業関係者宿舎からムルゴルまでの進入路を撤去し、環境に調和する木製デッキを設置する。ムルゴルは独島で唯一、水がわく。また、上半期に2億ウォンを投入し、ムルゴルの老朽化した給水貯蔵施設を取り除き、年末までに新たな施設を設置する考えだ。鳥類が生息できる水辺づくりにも取り組む。

 鬱陵郡は、一連の整備事業が終了すれば、西島住民への飲み水供給や独島の生態調査が円滑になり、国際法上の島としての独島の法的地位も強化されると期待を示す。このほか生態資源の体系的な管理に向け、2008年まで在来種の生態を分析し、外来種の個体数調査と除去方法の検討など、在来種の植物保存事業も実施する方針だ。

 独島の実効的な支配強化を目標に、10世帯が居住できる町を造成し公務員の常駐も検討するとしているが、実現のめどはたっていない。


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