大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は1日、「海外研究開発センター誘致基盤構築事業」の対象となる外資系企業5社を選定したと発表した。産業資源部が推進しているこの事業は、中核技術を保有する海外研究開発センターを国内に誘致し、産業構造の高度化や技術人材の育成、理工系人材の雇用創出を図るのが目的だ。2004年から始まり、KOTRAが運営を主管している。

選定されたのは、アナログ・デバイセズ、デュポン、フォルシア、シグマコーティングス、トッパンフォトマスクの5社で、各社は今後5年間にわたり、国内に1億ドルの投資を行い110人余りのR&D人材を採用することになる。国内に派遣され教育訓練に当たる5社のスタッフには、滞在費や人件費などで18億9000万ウォンが支援される。

 米半導体メーカーのアナログ・デバイセズは、電力関連の電圧変換機などを、米化学大手デュポンはディスプレーや自動車用のナノ素材を開発する計画だ。仏自動車部品メーカーのフォルシアは、自動車排気ガスの処理システムを開発するとともに、韓国の研究開発センターをアジア地域の研究開発本部に育成する計画だという。オランダの塗料メーカー、シグマコーティングスは、特殊船舶や船舶建造に必要な塗料技術の開発に取り組む。日本の半導体用フォトマスクメーカー、トッパンフォトマスクは次世代超高集積半導体用フォトマスクの開発を進める予定だ。


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