ソウル中心でトランプ米大統領訪韓の反対デモ相次ぐ＝韓国

ドナルド・トランプ米大統領の訪韓日である7日午前、各界の市民社会団体が青瓦台（大統領府）近郊や駐韓米国大使館などソウル中心地で訪韓反対の集会や記者会見を進行した。

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　市民団体の一つで約260団体が参加する“NOトランプ共同行動”はこの日午前11時、ソウル鍾路区（チョンノグ）・青雲（チョンウン）孝子洞（ヒョジャドン）住民センター前で記者会見を開き、「戦争威嚇と武器の押し売り、通商圧力で一貫するトランプ大統領は帰れ」と声を高めた。彼らは「トランプ大統領は戦争の言葉を吐き出し、緊張高揚の機会を利用して韓国に大量殺傷武器を売っている」とし、「韓米FTAを改悪すると圧迫して通商圧力まで加えている」と批判した。

　また、文在寅（ムン・ジェイン）大統領に対しては「文大統領は“戦争にはならない”と話しているけれど、トランプ大統領の対北朝鮮制裁に先に立って武器を購入している」と主張した。続けて「朝鮮半島は戦争でなく平和に進まなければならない。米国は制裁ではなく、対話で北朝鮮と平和交渉を始めなければならない」と強調した。

　一方、トランプ大統領は7日昼12時18分ごろ、韓国の烏山（オサン）基地に到着した。アジア歴訪の2番目の訪問地である韓国での1泊2日の日程が始まった。

　烏山基地に到着したトランプ大統領はメラニア・トランプ夫人と共に康京和（カン・ギョンファ）外交部長官、チョ・ユンジェ駐米大使夫妻らに出迎えられた。韓国政府は25年ぶりに国賓訪問する米大統領を歓迎する意味で、21発の礼砲発射をおこなうなどした。