これは、超伝導体の間にきわめて薄い絶縁体を挟んで弱結合させた「ジョセフソン接合」を加工し、外部の磁気場で発生するジョセフソンボルテックスを利用しTHz波を発振させる技術だ。THz波とは、0.3THz~10.0THzの周波数を有する電磁波を指す。エックス線より安全に生体映像を撮影できる上、非破壊検査や無線ブロードバンドの実現など産業界での応用範囲が広いため、先進国はTHz波の発振素子開発に力を入れている。しかし、従来の電子工学的または光学的な手法では発振が困難で素子開発のめどが立っていないのが現状だ。
今回の研究結果は、米物理学会が発刊する米学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ」電子版に14日付けで掲載された。
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