ソン・スンホンが、マッチョなタフガイとして、華麗に変身した。

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来たる23日に公開される映画『あいつはカッコよかった』(監督:イ・ファンギョン/制作:BMフィルム・LTピクチャーズ)で、タイトルロールである“あいつ”を任されたソン・スンホンが、『秋の童話』『夏の香り』の柔らかな男性のイメージを借し気もなく脱ぎ捨てた。

クィヨニのインターネット小説を映画化した『あいつ…』は、イケメンでタフガイの高校生チ・ウンソンが、極めて平凡な女子高生ハン・イェワン(チョン・ダビン)に目をつけ、モノにしようとするラブストーリーを描いている。『あいつ…』は、クィヨニの原作そのままに、終始、新世代の感覚とキーワードで埋め尽くされ、10代のファンを沸かせるに充分だ。

ソン・スンホンは映画『ひとまず走れ』で、だらしない“チンピラ”役を任されたことがあるが、『あいつ…』のような、本格的なマッチョを演じたのは初めて。
「『秋の童話』『夏の香り』当時のイメージが強いので心配でした。でも、シナリオを読んで見て、チ・ウンソンというキャラクターが気に入り、軽いロマンティックコメディという点も満足でした。イメージを一新したいと思い、演技に臨みました。」

『あいつ…』の制作陣は、実はソン・スンホンをキャスティングする前、既存の演技者ではない新人のオーディションも試みた。だが結局、“黒々とした太いまゆ毛”のソン・スンホンが、認知度や雰囲気から見た場合、強そうに見えて寂しがりやで、濃いペーソスでいっぱいのチ・ウンソンのキャラクターを最もよくこなせるだろうという判断で、最終結論が下された。

ソン・スンホンは制作陣の期待どおり、どんなに好きであっても絶対に愛情表現をせず、格好いいというよりは快活な様子を上手く演じ切った。だが、最初はチ・ウンソンのキャラクターがよく理解ができず、悩みもした。
「白紙の状態から始めてみようと思いました。インターネットを覗き見ながら、最近の新世代たちは、どうしてこんなネット小説を読んで興奮するんだろう、という疑問も抱きました」
ソン・スンホンの実際の性格は、秋の童話』や『夏の香り』のキャラクターに近い。愛した女性には、徹底的に尽くしたがる方だ。
そのため、なかなか感情を表さないチ・ウンソンを描きにくかったが、劇中、チョン・ダビンがライバルのキム・ジヘと揉める様子を見て駆けつけるシーンは、ぎゅっと押し殺していた原始的感情が爆発するようで、実にいい。
相手役であるチョン・ダビンについては、「ハン・イェウォンを一番上手く演じ切れる女優だと思う。 5ケ月の撮影期間中、終始とても楽しく撮影できた」と語った。

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