政府は3日、北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相の死亡が伝えられたことを受け緊急会議を行うなど、格段の関心を示している。しかし、白外相が健康上の理由でここ数年実質的な活動を行っていなかったことから、6カ国協議や南北関係に及ぼす影響はさほど大きくないとの見方が強い。外交通商部当局者は白外相が核問題に関してこれという役割を務めていなかったと話している。統一部でも南北関係にまったく関与していなかったものと把握している。

 政府の関心は、後任の人選に向けられている。統一部当局者は、外務省内の序列2位で核問題の実質的な責任者でもある姜錫柱(カン・ソクジュ)外務第1次官の昇進が最も自然だと指摘するが、外部からの起用の可能性も排除できないとしている。また、北朝鮮では役職に空席が生じてもすぐに後任を任命しないことが多く、当面は外相不在のままとなる可能性も少なくない。

 また、政府が白外相の死亡に弔電を送るかについても関心が集まっている。政府は2005年10月の延亨黙(ヨン・ヒョンモク)国防委員会副委員長、昨年8月の林東玉(リム・ドンオク)朝鮮労働党統一戦線部長の死亡の際に統一部長官名義で弔電を送っている。現在は弔電送付の是非と、送付する場合の名義や経路について検討しているという。


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