前回の弁論のようす=22日、ソウル(聯合ニュース)
前回の弁論のようす=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の弾劾の是非を審理している憲法裁判所が27日午後2時から最終弁論を開く。朴大統側は前日、大統領が出席しない意向を伝えている。憲法裁はこの日結審し、評議に入り、所長の権限代行を務めている李貞美(イ・ジョンミ)裁判官が退任する3月13日までに結論を出したい考えだ。 この日はまず国会訴追委員団が1時間程度の口頭弁論を通じ、朴大統領の弾劾の正当性を主張する。国会側はこれまで13の弾劾訴追の理由を挙げており、朴大統領の憲法違反の事実とその重大性をあらためて強調する計画だ。大統領側の主張にも一つ一つ反論するとみられる。 朴大統領の代理人団は、国会の訴追理由の事実関係が不正確で、大統領を弾劾するだけの重大な法違反はないと主張する方針だ。特に、弁論権が十分に保障されなかったとして、この日結審してはならないと主張する可能性がある。朴大統領側は今までもこうした主張が認められず、審理の進行手順に偏りがあると批判してきた。 弾劾審理は憲法裁の裁判官9人が行っていたが、1月末に所長が任期満了に伴い退任し、現在は8人体制となっている。弾劾(朴大統領の罷免)成立には6人以上の賛成が必要だ。
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