李氏は13日に特別検察官の事務所に出頭(左)し、14日未明に帰宅した(右)=14日、ソウル(聯合ニュース)
李氏は13日に特別検察官の事務所に出頭(左)し、14日未明に帰宅した(右)=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国最大の財閥・サムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が14日午前1時すぎ、特別検察官の捜査チームによる聴取を終え、帰宅した。聴取は前日午前から15時間以上に及んだ。同氏は朴槿恵(パク・クネ)大統領が絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を調べる特別検察官チームから、崔被告側への贈賄を疑われている。 李氏はこの日、聴取を終えて特別検査官の事務所から姿を現すと、報道陣の質問には答えることなく、待機していた乗用車に乗って帰宅した。 李氏は先月12日から翌日にかけても、特別検察官チームから22時間以上の調べを受けた。特別検察官チームはこれを基に李氏の逮捕状を請求したものの、裁判所に棄却された。逮捕状請求時には、共謀関係と見なされる朴大統領と崔被告側への430億ウォン(約42億5000万円)台の贈賄容疑を明記していた。 特別検察官チームは今回の聴取に先立ち、別の疑いについても捜査を進めてきた。サムスングループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併後、新規のグループ会社間出資の解消に関し公正取引委員会がサムスン側に便宜を図った疑いや、馬術選手だった崔被告の娘が使う馬の購入をサムスンが支援したという疑いなどだ。特別検察官チームはこれらについても李氏を追及した。 同じ日、大韓乗馬協会の会長を務める朴商鎮(パク・サンジン)サムスン電子対外担当社長と、協会副会長の黄晟洙(ファン・ソンス)サムスン電子専務も呼び出して調べた。 特別検察官チームは李氏の逮捕状を再請求するかどうかに加え、サムスングループ未来戦略室の崔志成(チェ・ジソン)室長(副会長)や張忠基(チャン・チュンギ)次長(社長級)ら首脳部の扱いを早めに決定する方針だ。
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