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李元駐日大使の自宅捜索 「文化界ブラックリスト」疑惑で=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と親友の崔順実(チェ・スンシル)国政介入事件を捜査している特別検察チームが最近、朴政権に批判的な文化芸術界関係者をリストアップした「ブラックリスト」が作成されていたとの疑惑をめぐり、元駐日大使で大統領秘書室長を務めた李丙ギ(イ・ビョンギ)氏の自宅を強制捜索したことが3日、分かった。 特別検察チームは李氏がリストの作成・管理に関与したことを確認したとされる。 リストは朴政権で作られ、芸術家や芸能人ら約9400人の名前があり、政府の支援を受けられないようにしていたとされる。 特別検察チームは同疑惑をめぐって金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長の自宅や趙允旋(チョ・ユンソン)文化体育観光部長官の執務室と自宅などを家宅捜索していた。文化体育観光部の元長官や次官、青瓦台(大統領府)の元首席秘書官らに対する事情聴取も行っている。 特別検察チームは近く、李氏を呼んで関連疑惑について聴取する方針だ。 李氏は朴大統領側近で、朴政権発足後に駐日大使に任命された。2014~15年には情報機関・国家情報院の院長、15~16年に大統領秘書室長を務めた。秘書室長時代には旧日本軍の慰安婦問題をめぐる合意に向け、谷内正太郎国家安全保障局長と複数にわたって秘密接触を行ったとされる。