新しい事務所に姿を見せた特別検察官の朴英洙氏=13日、ソウル(聯合ニュース)
新しい事務所に姿を見せた特別検察官の朴英洙氏=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の長年の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件を捜査する特別検察官や特別検察官補が13日、本格的な捜査のため設けられた新たな事務所に移った。捜査チームの人選も固まりつつある。捜査の拠点と組織構成がほぼ決まり、捜査着手は秒読みに入ったとみられている。 特別検察官の朴英洙(パク・ヨンス)氏は同日午前、ソウル・江南区内の新事務所に初出勤した。報道陣の問いかけには一切答えることなく、まっすぐ事務所に向かった。 朴氏を補佐する特別検察官補に指名された李圭哲(イ・ギュチョル)氏ら4人と、検察から派遣された捜査チーム関係者も事務所に集まった。 朴氏はすぐに特別検察官補と検察の捜査チーム長を集めて会議を開き、検察から引き継いだ捜査記録の検討状況や捜査チームの編成、今後の捜査日程などを話し合ったとされる。 特別検察官補の李氏は現在の状況について、「十分に記録を検討し徹底的に準備してから、迅速に捜査に備える予定だ」と話している。記録の検討は週内にほぼ終わりそうだという。検察から派遣される検事たちも翌日には同事務所に移ってくる。 捜査着手に向けた人選も固まったようだ。李氏は、40人まで確保できる特別捜査官はまず必要な人員だけを選抜し、その後、必要に応じて弁護士など専門家を選んでいくと説明した。ほかにも公務員が最大40人まで派遣される。 捜査準備の期間中に家宅捜索などの強制捜査を実施する可能性について、李氏は「われわれの解釈では捜査準備期間中でも可能だ」と述べた。
Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0