業界が14日に明らかにしたところによると、移動通信のSKテレコムやKTフリーテルは来年からHSDPA(高速パケット伝送技術)に力を入れる見通しだ。これまで国内市場は、韓国が初めて商用化に成功したCDMA(符号分割多重接続)を中心に国内メーカーがほぼ独占してきたが、HSDPAが導入されれば外国メーカーの韓国進出が本格化すると予想される。さらに国内3位の携帯電話端末機メーカーのパンテック系列会社は現在、資金難に直面している。通信技術が異なるとして韓国市場進出を見合わせていたNECやシャープなどの韓国進出も本格化すれば、韓国勢は苦境に立たされる可能性もある。
世界最大手のノキアは、来年の端末機ラインアップの半数に近い25種類をHSDPA専用端末機として発売予定のKTフリーテルと、製品供給を協議している。SKテレコムはHSDPA専用端末機の発売を来年上半期以降に先送りしたが、専用端末機を供給できる業者が国内ではサムスン電子とLG電子しかないため、価格交渉力を念頭に外国メーカーと交渉を進める可能性も指摘される。CDMAから進化した次世代ネットワークを構築する予定のLGテレコムも、端末機供給不足を防ぐためカシオとの協力を強化している。
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