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「朴大統領関与」を再び指摘 一連の疑惑で=韓国検察
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と親友の女性をめぐる一連の疑惑を捜査している検察は27日、再び朴大統領の関与を指摘した。 検察の特別捜査本部は同日、朴大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告とともに広告会社への発注で不当に影響力を行使したなどしてチャ・ウンテク前創造経済推進団長(47)を職権乱用権利行使妨害、強要などの罪で起訴した。 起訴状によると、チャ被告は崔被告らと共謀し、大企業から広告を取るため、ポスコ系の広告会社を買収しようとした別の広告会社の代表に不当な圧力をかけた。この際に朴大統領は前青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)被告に、ポスコ系広告会社が大企業に売却されないようにするよう指示。安被告が売却手続きに介入した。 チャ被告は朴大統領の指示を受けた安被告の「支援」を受け、知人らを同広告会社の役員に就かせ、今年3月から8月まで68億ウォン(約6億5000万円)の広告を受注し、5億1000万ウォンの収益を上げた。 検察が起訴状に朴大統領の関与を記載したのは、対面聴取に応じない朴大統領に圧力をかける狙いがあるとみられる。特別捜査本部は29日までに対面聴取に応じるよう求めているが、大統領側は回答していない。 検察は20日に崔被告らを起訴し、起訴状に「大統領と共謀」と記載して朴大統領を容疑者として立件したことを発表。これについて朴大統領側は強く反発している。