9日、キム院長が次男と共に経営している化粧品及び医療機器業者のJ社の関係者は、「昨日の報道を見て驚いた。事実と違う部分があり、反論資料配付や法的対応などの準備を予定している」と述べた。
この関係者は、セウォル号沈没事故当時、朴大統領が美容施術を受けていたという疑惑がある“空白の7時間”に、キム院長の行動ははっきりしていると主張した。「当時の時間に対する事実関係を立証することができる」とし、「該当の時間に運動をしに出かけており、ゴルフ場の予約書類などもある。虚偽の予約をした可能性はない」と述べた。
ただチェ・スンシル母娘が該当の病院と肌管理室を訪れた事実などについては口を閉ざしている。
現在、院長のキム氏は先週、脳の病気により韓国国内の病院に入院しているという。「キム院長は過去に脳塞栓症などにかかって大きな手術を受けたことがあるが、先週学会を終えて再び病がぶり返して入院中だ」と述べた。
キム氏はソウル・江南で20年以上にわたって整形外科を経営してきたが、ある日突然、専門医の資格がないのにことし7月にはソウル大学病院江南センターの外来教授に委嘱された。朴大統領の主治医を歴任した産婦人科のソ・チャンソク教授がソウル大学病院院長に就任してから2か月後のことだったという。
50代後半と見られるキム氏は、カトリック大学医科大学を卒業した。医療界の関係者はキム氏が高校を卒業してから10年後に医大に入ったと聞いているという。
キム氏は江南に「キム○○(名前)医院」という整形外科を開院してから20年余、VVIP顧客の診療を標榜して少数の患者だけを診てきた。
ソウル大学病院の関係者は「外来教授赴任に関する規定はなく、専門医ではなくても該当の分野での長い経歴があれば任命することができる」とし、「キム氏が江南センターに出勤して患者を診たことはなく、解嘱される過程で葛藤もなかった」と説明した。
しかし高級健康診断の患者を診療するソウル大学病院の江南センターは、整形外科を開設していない。病院の主張とは違う。これにより、キム氏がチェ・スンシル容疑者を診療した縁やチェ・スンシル容疑者の力によってソウル大学病院江南センターの外来教授に委嘱されたのではないかという疑惑が高まっている。
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