会見する韓光玉秘書室長=3日、ソウル(聯合ニュース)
会見する韓光玉秘書室長=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の新たな大統領秘書室長(閣僚級)に就任した韓光玉(ハン・グァンオク)氏は3日、青瓦台(大統領府)で行った就任記者会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友の民間人女性、崔順実(チェ・スンシル)氏の国政介入疑惑と関連し「国民が疑いを抱かぬよう捜査を行うべきだ」と述べた。 新首相に指名された金秉準(キム・ビョンジュン)氏が崔氏の疑惑をめぐり大統領も捜査や事情聴取が可能だとの考えを示したことに対し、意見を問われて答えた。「確実な捜査」が必要だとの姿勢も示した。 革新系の金大中(キム・デジュン)政権でも大統領秘書室長を務めた韓氏は、2回目となる秘書室長就任に「感慨深い」と述べ、「厳しい時期だが大統領が大統領としてしっかり仕事ができるよう補佐することが私の仕事ではないかと思い、この役職を引き受けた」と説明した。 また、崔氏に絡む疑惑が広がり「一部の国民が憤怒しており、不信感が膨れ上がっている」と指摘し、難局を乗り切るため信頼の回復などに努める姿勢を示した。 朴大統領は先月30日、一連の疑惑を受けて李元鐘(イ・ウォンジョン)大統領秘書室長と安鍾範(アン・ジョンボム)政策調整首席秘書官ら首席秘書官4人、青瓦台内で朴大統領の最側近とされたチョン・ホソン付属室秘書官ら秘書官3人の計8人を更迭した。
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